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失敗しないために

法人コーポレートサイト向けレンタルサーバー、何を重視して選ぶ?

📅 2025年9月16日 👤 サーバー選び.jp 編集部 👀 2 views

法人のコーポレートサイトを担当することになって、「サーバーどうしたらいい?」と総務や経理から相談されるシーン。意外と困ります。

個人ブログのサーバー選びとは別軸の判断が必要なので、ここで整理しておきます。

法人サイトに固有の要件

個人運営とは違い、法人サイトには以下のような要件が増えます。

1. 請求書・領収書を発行できる

経費精算するためには、請求書または領収書が必須。クレジット決済のオンラインサービスでも、後から請求書PDFを発行できる会社が増えています。

2. SLA(稼働率保証)が公開されている

「月99.99% の稼働率を保証」みたいなアレ。割れたら一部返金、という規約付きの会社もあります。

3. 法人カード or 銀行振込で支払える

個人カード払いが規程で禁止されていることが多いので、法人カード・銀行振込・口座振替の対応必須。

4. 突発対応のサポート

何か起きたときに電話で問い合わせられるか。土日祝対応は?夜間は?の確認。

5. セキュリティの実績

「ISO27001 認証取得」「ISMS 適合」など、信頼に足る運営をしているか。

これらすべて満たす会社、というよりは「ちゃんとした法人向け事業として運営している会社かどうか」の見方になります。

個人ブログにおすすめのプラン ≠ 法人向けプラン

ややこしいのですが、同じ会社でも個人向けプランと法人向けプランで条件が違うことが多いです。

例:エックスサーバー

  • 個人向け:スタンダード、プレミアム、ビジネス
  • 法人向け:Xserver Business(別ブランド・別契約)

法人向けの Xserver Business は:

  • 専用の電話サポート
  • 設定代行サービス込み(本物のプロが設定してくれる)
  • WAF 標準装備、改ざん検知標準装備
  • 容量と速度も上位

月額3,300円〜とお値段は張りますが、自力で WordPress を立ち上げるのが厳しい総務担当の方には、これくらいの手厚さがあったほうが安心です。

「うちは中小だから普通プランでいい」場合

すべての法人が法人専用プランを使う必要はないです。スタッフ数十人程度、サイトもごく普通、自分でWordPressくらいは触れる、というレベルなら:

  • エックスサーバー スタンダード(月額990円〜) … 信頼感あり
  • ConoHa WING ベーシック … 速くて運用も楽
  • ロリポップ エンタープライズ … 法人向け強化プラン(月額2,200円〜)

このあたりで十分です。スタンダードプランでも法人請求書は発行可能。

法人サイトに .co.jp ドメイン

ここは触れずに通れません。

法人のコーポレートサイトは、.co.jp(法人専用ドメイン)を取るのが信頼度の点で最上です。年6,000円ほどかかりますが、

  • 法人格を持つ会社のみが取得可能(個人や任意団体は取れない)
  • ドメインを見ただけで「実在する登記された法人」と分かる
  • 取引先や顧客の安心感が増す

費用以上のリターンがあります。

SLA を本当に読んだほうがいい

SLA は「月99.99% 稼働を保証します」みたいな宣言ですが、実は中身がそれぞれ違います。

  • どこを起点に「稼働中」と判定するか
  • 計画停止(メンテナンス時間)は除外されるか
  • 違反したときの返金率(全額返金? 一部?)
  • 申請手続きの面倒さ

99.99% に届かなかったときの返金が「申請しないと貰えない」「一定額以上の被害証明が必要」など、現実的に行使できないケースもあります。「うちは99.99%稼働です」という看板の中身、契約前に必ず確認を。

サーバー側のセキュリティ標準装備

法人サイトは「ハッキングされた」「改ざんされた」「お問い合わせが流出した」のような事故が、ブランドに直撃します。

主要法人向けプランには以下が標準装備されているのが普通:

  • WAF(Web Application Firewall):悪意のあるリクエストを遮断
  • 改ざん検知:ファイルが書き換えられたら通知
  • 無料SSL(これは個人向けでも標準)
  • 自動バックアップ

WAF は無いプランもあるので、契約前に必ず確認。WordPress を法人サイトで使うなら WAF はほぼ必須。

法人サイトの「お問い合わせフォーム」周り

意外と困るのが、お問い合わせフォームからの自動返信メール。SPF/DKIM が設定されていないと、お客さんに届かない事故が頻発します(別記事の spam-protection で詳述)。

法人サイトでは、お問い合わせの受信メールも独自ドメイン(info@yourcompany.co.jp など)が必須。これらの設定が管理画面から簡単にできる会社を選ぶと、後の運用がラク。

結論的な何か

法人サイトのサーバー選びは、「機能比較」よりも「事業者として信頼できるか」を重視します。月の数千円のコストで、

  • 何かあったときに電話で繋がる
  • 請求書を発行してくれる
  • セキュリティが標準装備されている
  • 実績ある事業者である

この4つが揃っているなら、もう細かい違いは誤差です。エックスサーバー Business、ロリポップ エンタープライズ、ConoHa for WindowsServer(あるいは ConoHa WING のビジネスプラン)あたりから選べば、外しません。

よくある質問

Q. コーポレートサイトでアクセス数が少ないので、最安プランで十分?
A. 機能的には足りますが、法人ブランドを考えると、サポート対応のためにも中位プラン以上が安心です。月千円程度の差なら、ケチらないほうが良い領域です。
Q. 上場企業のコーポレートサイトも、レンタルサーバーで運用していますか?
A. 小規模企業はレンタルサーバー、大企業は専用サーバー or クラウド(AWS等)が多いです。年商10億円超のラインで分岐するイメージ。
Q. 社内SE が居ない場合、どうしますか?
A. 初期構築だけ外部の制作会社に発注して、運用は法人向けプランのサポートに頼る、というのが現実的です。WordPress なら更新は社内でも回しやすいです。

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