データベース(MySQL)って何のためにあるの?容量目安と気にしないでいい話
WordPress を入れようとサーバーの管理画面を開くと、「MySQL データベース」とか「MariaDB」とか聞き慣れない単語が並んでいて、最初は怯みます。編集部の私も初めて触ったときは、何のために必要なのか分からなくて検索しまくった記憶があります。
このページでは、初心者の方が「ふーん、こういうものなのね」と納得できるだけの説明をします。深い技術解説は他のサイトに譲ります。
一言で言うと「データの保管庫」
データベースは、サイトの裏側にある データをきれいに整理して保管しておく場所 です。例えば WordPress の場合、
- 記事の本文
- カテゴリやタグ
- ユーザー名やパスワード(暗号化済み)
- コメント
- 各種設定値
こういったものが全部データベースに入っています。ファイルとして1個ずつ保存するのではなく、表計算ソフトのような「表」の形でまとめて管理されている、というイメージが近いです。
ちなみに「MySQL」と「MariaDB」はほぼ同じものと考えてOKです。MySQL が一時オラクル社に買収されたとき、もとの開発者たちが分岐して作ったのが MariaDB。今は両方とも広く使われていますが、レンタルサーバーで「どっち使ってますか?」と聞かれることはほぼないので、気にしなくて大丈夫です。
ところで「個数」って何のこと
多くのレンタルサーバーが「MySQL データベース 無制限」「50個まで」みたいな書き方をしています。これは何かというと、
- データベース1個 = 1つのアプリ(WordPress 1サイト分)
というイメージで、ざっくり合っています。WordPress を1サイト動かすにはデータベース1個。3サイト立ち上げるなら3個。
「マルチサイト機能を使えば1個でもいける」とか細かい例外はありますが、ふつうは サイト数 = データベース個数 と覚えておけば困りません。
容量、気にすべき?
これも結論先出しで言うと、個人ブログ規模では一生気にしなくていい です。
WordPress 1サイトのデータベースは、記事を3,000本書いてもせいぜい 200〜500MB 程度。多くのレンタルサーバーは1データベースあたり数GB〜無制限なので、上限に届くケースが想像できません。
ECサイトで商品データが10万件あるとか、会員制サイトで会員データが100万件あるとか、そういう規模になると話は別です。が、これを読んでいる方の99%は無縁の話。
「重い」のはデータベースのせい?
「サイトが重い」とき、原因の1つにデータベースが挙げられることがあります。具体的には:
- 不要な「リビジョン」(下書き保存の履歴)が溜まりすぎ
- スパムコメントが何千件も入っている
- プラグインがゴミデータを残したまま
これらは WP-Optimize というプラグインを入れて「最適化」ボタンを押すだけで掃除できます。3か月に1回くらいやればOK。
逆に言うと、ふつうに記事を書いて公開しているだけなら、データベースが原因で重くなることは滅多にありません。重い原因は別のところ(画像が重い、プラグインが多すぎる、テーマが重い、サーバーのプランが低すぎる、など)を疑ったほうが当たります。
バックアップの話と絡む大事なポイント
サイト全体のバックアップを取るとき、サーバー上のファイル と データベース の両方を取らないと意味がない、というのは押さえておきたい点です。
「FTP で wp-content フォルダだけ落としておけば安心」と思っている方を時々見かけますが、それだと記事の中身は復元できません。なぜなら、画像や PDF は wp-content にあっても、記事の本文はデータベースの中 だから。
多くのレンタルサーバーが「自動バックアップ」を用意してくれていて、ファイルとデータベースの両方を毎日取ってくれています。これに頼るのが一番ラクです。自分でやるなら、UpdraftPlus というプラグインが定番。
結局、初心者は何を知っておけばいい
- データベース=サイトの中身を保管する場所
- WordPress 1サイト=データベース1個
- 容量は気にしなくていい
- 重い原因は別を疑え
- バックアップは「ファイル+データベース」セットで
最低限これだけ。深い知識は、いざ必要になったときに調べれば間に合います。
よくある質問
Q. PHPMyAdmin って怖そうですが、開かなくていいですか?
Q. データベースを誤って削除したらどうなりますか?
Q. データベースの数が増えるとサーバーが重くなりますか?
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