本文へスキップ
基本のき

FTPとSFTP・FTPSの違い、結局どれを使うのが安全?

📅 2025年5月7日 👤 サーバー選び.jp 編集部 👀 2 views

WordPress のテーマファイルを編集したり、画像をまとめてアップしたりするとき、お世話になるのが FTP(File Transfer Protocol)です。FileZilla や WinSCP みたいな専用ソフトを使った経験のある方も多いはず。

ただ最近は「FTP は危ない、SFTP を使え」みたいな指摘もあって、初心者の方は何が何だか分からなくなりがちです。このページで一気に整理します。

まず3つの違いをざっくり

プロトコル 暗号化 ポート 編集部の評価
FTP(平文) なし 21 古い。今や非推奨
FTPS(FTP over SSL) あり 990 など 使えるが SFTP のほうが楽
SFTP(SSH File Transfer Protocol) あり 22 推奨。迷ったらこれ

ポートというのは通信の出入り口の番号です。覚える必要はなくて、ソフトの設定で勝手に決まります。

要するに 生の FTP は通信内容が丸見え で、悪意のある人が通信経路を覗いていればパスワードもファイル内容も読まれてしまいます。SFTP と FTPS は暗号化されているので覗かれません。

なぜ FTP は今でも残っているのか

「危ないなら全部 SFTP にすればいいのでは?」とよく聞かれます。実際そうあるべきなのですが、現実には:

  • 古いシステムとの互換性のために残している
  • 社内ネットワーク内など、暗号化なしでも問題ない環境がある
  • ホスティング側の対応が追いついていない

こんな理由で FTP が現役で動いている場所もあります。とはいえ、新規でサイトを立ち上げる方は 最初から SFTP を選んでください。間違っても生 FTP を選ぶ理由はありません。

SFTP と FTPS、結局どっちがいい?

ぶっちゃけ言うと、暗号化されていればどちらでも安全性に大きな差はないのですが、編集部は SFTP を強くおすすめします。理由は実用面。

  • SFTP は SSH の上で動くので、サーバーへのコマンドラインアクセスと同じ接続情報で使える
  • ポート1個(22)だけで完結するので、ファイアウォール設定がシンプル
  • FileZilla などの主要ソフトが SFTP をデフォルトで推している

FTPS は「FTP に SSL を被せた」構造のため、通信で複数のポートを使ったり、設定が少しややこしくなりがちです。FTPS が悪いわけではなく、わざわざ選ぶ理由が少ない、というイメージ。

主要レンタルサーバーの対応状況

サーバー FTP SFTP FTPS
エックスサーバー ◯(非推奨)
ConoHa WING
ロリポップ
さくらのレンタルサーバ
mixhost

主要どこの会社も SFTP に対応済みです。ポート番号やホスト名は会社ごとに違うので、管理画面の「FTPアカウント設定」あたりを開いて確認してください。

FileZilla で SFTP 接続する手順

例として FileZilla の場合:

  1. メニューの「ファイル → サイトマネージャー」を開く
  2. 「新しいサイト」をクリック
  3. プロトコル欄で「SFTP - SSH File Transfer Protocol」を選択
  4. ホスト名:sv1234.xserver.jp のような形式(サーバー会社の管理画面で確認)
  5. ポート:22(SFTP の場合)
  6. ログオンタイプ:通常(またはパスワード)
  7. ユーザー名・パスワード:サーバー会社の FTP アカウント情報を入力
  8. 「接続」をクリック

初回接続時に「サーバーの鍵をキャッシュしますか?」と聞かれるので、はい、で OK。

たまにある「アップロードできない」の正体

接続できたのに、ファイルを置く段階で失敗するケース。代表的な原因:

  • ファイルサイズが大きすぎる → 数百MBの動画ファイルなどは、途中で切断されることがある
  • 権限(パーミッション)が違う → 共用サーバーは特定の権限以外を拒否する設定が多い
  • 接続が不安定 → Wi-Fi より有線、家庭よりオフィスで安定することが多い
  • アンチウイルスソフトが邪魔している → 一時的に無効化して試す

「アップロードできない」だけで原因を絞るのは難しいので、エラーメッセージのログをまずチェックしましょう。FileZilla なら上部のステータス欄、WinSCP なら出力ログに、わりとそのまんま原因が書いてあったりします。

余談:そもそも FTP を使わない選択

ちょっとした画像のアップロードだけなら、WordPress の管理画面から「メディア → 新規追加」で十分。FTP を使うのは:

  • テーマファイル(PHP)を直接編集したい
  • プラグインがエラーを起こしてログイン画面まで開けなくなった
  • バックアップを丸ごとローカルに落としたい

くらいの場面です。日常的に FTP を立ち上げる必要はないので、必要なときだけ繋いでサッと作業して切る、という運用がスマートです。

よくある質問

Q. パスワードを保存しておくのは危ないですか?
A. FileZilla や WinSCP のパスワード保存機能は、設定ファイルに平文(またはそれに近い形)で保存されることがあります。共用PCでは保存せず、自宅専用機なら保存して構わない、と使い分けるのが現実的です。
Q. SSH と SFTP って同じものですか?
A. SFTP は SSH の上に乗っている機能なので、関係は深いです。SSH 自体はコマンドライン操作、SFTP はファイル転送、と役割が違います。SSH 接続が許可されているサーバーなら、SFTP も使えると考えてOKです。
Q. 個人サイトで暗号化なしの FTP を使い続けていますが、急いで変えるべき?
A. 急ぐべきです。同じパスワードを別サービスでも使っている場合、特に危険です。SFTP への切り替えは設定変更だけで完了するので、今日のうちに済ませることをおすすめします。

あなたに合うサーバーを見つけるなら

記事を読んでも迷う方は、3分の診断ツールで1〜2社に絞り込めます。

▶ 無料で診断をはじめる

5つの質問に答えるだけ / 登録不要