WordPressをhttps化する完全手順、初心者でも30分で出来る
WordPress のサイトを https 化したい。サーバー側で SSL を有効にするだけでは不十分で、WordPress 側の URL 設定も変更する必要があります。
このページでは、初心者でも 30分で完了する手順を、詳しく追っていきます。
なぜ WordPress 側の設定も必要?
サーバーで SSL を有効化すると、「https」でアクセス可能になります。が、WordPress 内部では、まだ「http」のURLが記憶されています。
- 記事内の画像のURL →
http://yoursite.com/image.jpg - テーマ・プラグインのCSS →
http://yoursite.com/wp-content/... - ナビゲーションのリンク →
http://yoursite.com/about/
これらが残ったまま https で表示されると、「混在コンテンツ警告」が出ます。WordPress の内部URLを全て https に統一する必要があります。
ステップ1:サーバー側で SSL を有効化
主要レンタルサーバーは、無料SSL(Let's Encrypt)が標準装備。管理画面で1〜2クリックで有効化できます。
別記事 ssl-explained で詳しく書いたので、ここでは割愛。
有効化後、ブラウザで https://yoursite.com にアクセスして、ページが表示されることを確認。
ステップ2:WordPress 管理画面で URL を https に変更
- WordPress 管理画面にログイン
- 「設定 → 一般」
- 「WordPress アドレス (URL)」と「サイトアドレス (URL)」の両方を、
httpからhttpsに変更 - 「変更を保存」
これで、ログアウト → 再ログインが必要になります。
ステップ3:データベース内の URL を一括置換
ここからが本番。記事の中身に残っている http:// を https:// に置換します。
Better Search Replace プラグインを使う
- 「プラグイン → 新規追加」 → 「Better Search Replace」を検索 → インストール → 有効化
- 「ツール → Better Search Replace」
- 検索する文字列:
http://yoursite.com - 置換する文字列:
https://yoursite.com - テーブルを選択(
Select All) - 「Run as dry run?」をチェック(必ず最初は仮実行)
- 「Run Search/Replace」を実行 → 結果を確認
- 問題なければ「Run as dry run?」のチェックを外して、本実行
注意
- 「yoursite.com」の部分は、自分のサイトのドメインに置き換える
- 必ずドメイン名込みで検索する(
http://だけだと外部リンクまで変更してしまう) - 仮実行(dry run)で結果確認してから本実行
ステップ4:.htaccess でリダイレクト設定
http アクセスを自動的に https に飛ばす設定。SEO 観点でも必須。
FTPで .htaccess を開き、以下を追加:
RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTPS} !=on
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}/$1 [R=301,L]
または、主要レンタルサーバーは「http→https リダイレクト」を管理画面のスイッチで有効化できます。安全のためそちらを推奨。
ステップ5:外部リンク・埋め込みコンテンツの確認
ブログ記事の中で、外部のサイトを <img> や <iframe> で読み込んでいる場合、それらが http:// だと混在コンテンツ警告が出ます。
確認方法:
- ブラウザの開発者ツール(Chrome の F12)を開く
- 「Console」タブで「Mixed Content」と書かれた警告を確認
- そこに表示されるURLを
https://に書き換える
ステップ6:WordPress テーマ・プラグインの設定
一部のテーマやプラグインは、独自に画像URLを管理しています。
確認場所:
- テーマカスタマイザー
- プラグインの設定画面(例:Yoast SEO、Contact Form 7 等)
http:// の URL が残っていたら、https:// に書き換える。
ステップ7:Search Console の設定
Google Search Console を使っているなら、新しい https サイトとして登録し直す必要があります。
- Search Console にログイン
- 「プロパティを追加」 →
https://yoursite.comを登録 - 所有権の確認
- サイトマップ送信
http 版のプロパティは残しておいても影響ありませんが、今後は https 版を主に使います。
ステップ8:アクセス解析の設定
Google Analytics のプロパティ設定で、デフォルトURL を https に変更。「管理 → プロパティ設定」から。
ステップ9:確認とテスト
全工程の最後に:
- ブラウザで https URL にアクセスし、鍵マークが付くことを確認
- 開発者ツールで「Mixed Content」警告がないか
- 記事内の画像、リンクが全て https
- ログインができる
- 管理画面が動作する
トラブルが起きたら
別記事 ssl-not-working を参照してください。代表的なトラブルと対処を整理してあります。
結論
WordPress の https 化は、
- サーバーで SSL 有効化
- WordPress URL設定を https に
- データベース内 URL を一括置換
- リダイレクト設定
- 外部リンク・埋め込みコンテンツ確認
- テーマ・プラグイン設定確認
- Search Console / Analytics 更新
の手順で完了します。30分〜1時間が目安。
慌てず、ステップ1から順に進めてください。途中で詰まったら、サーバー会社のサポートが力強い味方です。
よくある質問
Q. https 化してから順位が落ちました
Q. 混在コンテンツ警告が消えません
Q. http の URL のままサイトを運用してきました。今から https に変えるリスクは?
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