ドメイン名で後悔しないために。よくある失敗5パターンと考え方
ドメイン名って、最初に勢いで決めてしまって後で後悔しがちです。サーバーは引っ越せても、ドメインは「変えると検索順位が落ちる」「メールが届かなくなる」など、後から動かすのが面倒な要素が多い。
このページでは、編集部が見てきた「後悔したドメイン名」のパターンを共有しつつ、決める前に立ち止まる材料を提供します。
失敗パターン1:長すぎる
「ハイフン入りで覚えやすい短いやつが取れない…」と粘った結果、super-handmade-zakka-shop-tokyo.com みたいな超長いドメインで取ってしまうケース。
長いと:
- 口頭で伝えづらい(電話や対面で「ハイフンの位置どこ?」と毎回聞き返される)
- 名刺やチラシで文字が小さくなる
- タイプミスされやすい
長いドメインを取るくらいなら、思い切って造語に振った方が良いことが多いです。
失敗パターン2:他社の商標を含めてしまう
「nike-style.com」「apple-mania.jp」みたいな、他社の有名な商標を含むドメイン。
これ、ドメイン取得時点ではエラーになりませんが、後で内容証明が届く可能性があります。実際に商標権者から「ドメイン譲渡してください」と申し立てられて、揉めた挙句に取り上げられたケースを編集部は何件か知っています。
ファンサイト・批評サイトでも油断は禁物。「○○好き」「○○マニア」みたいな名前は、訴訟リスクがゼロではないという認識を持っておいた方がいい。
失敗パターン3:意味の取れない造語に走りすぎ
短くてかっこいい、を追求した結果、
qzxrl.comkkzbb.jp
みたいな、何のサイトか想像できないドメイン。
短さは正義ですが、まったく無意味な羅列だと:
- SEO の観点で「このサイト何屋さん?」のヒントが減る
- 口で言われても聞き取れない
- ブランドとして覚えられにくい
最低限「読める」「言える」「書ける」の3つはクリアしたいところ。
失敗パターン4:ローマ字綴りが微妙
日本語の意味を込めたい気持ちで、ローマ字ベースの綴りにすることはよくあります。「kasai-jiten.jp」(家事辞典)とか。これ自体は悪くないのですが、
- ヘボン式とローマ式で揺れる(
tsukivstuki) - 訓令式・標準式が混在(
syaberuvsshaberu) - 長音記号の扱い(
TokyovsToukyouvsTooo)
これで類似ドメインが先取りされると、間違って入力した訪問者が違うサイトに着いてしまいます。決める前に、ありえる綴りパターンを並べて、「自分が選ぶ綴り以外で先に取られているものはないか」を必ずチェックしましょう。
失敗パターン5:途中で事業内容が変わる前提が抜けている
これは長く運営する人ほど刺さる話。
開業時に「英会話スクール専門」と決めて nihon-eikaiwa-school.jp で開業。その後、英会話以外にも幅を広げたくなったとき、ドメイン名が縛りになります。
ドメインに事業領域を狭く入れすぎると、ピボット(方向転換)しにくい。
おすすめは:
- 屋号系(
yoshida-shoten.jpのような店名そのまま) - 抽象的な造語(
mitsuba-school.jpのようにスクール内容に縛られない) - 概念系(
luminous-tokyo.comのようにイメージ重視)
これらは事業領域が変わっても使い続けられます。
「.jp」「.com」「.net」、どれを選ぶ?
ドメインの末尾、どれを取るか問題。これはまた別記事で詳しく書きますが、ざっくり結論だけ:
- 信頼感が欲しい(コーポレート、店舗) →
.jpまたは.co.jp - グローバル展開も視野(または無難) →
.com - 個人ブログ・趣味 → 何でもOK。
.comか.jpが無難
.work .tokyo .shop などの新しいドメインも増えていますが、まだメールフィルタに引っかかったり、覚えてもらいにくい面があります。冒険するならサブのドメインとして、ですね。
決める前に必ずやる確認
候補が決まったら、最低限これだけ確認:
- 商標検索 … 特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)で、自分の事業分野と被る登録商標がないか
- 既存サイトとの被り … Google でドメイン名(なしも含む)を検索して、同名のサイト・会社・サービスが既にないか
- SNS アカウント … 同名で X、Instagram のアカウントが取れるか
- 発音テスト … 第三者に口頭で伝えて、正しくスペルを書いてもらえるか
ここまでやって OK なら、安心して取得に進めます。
値段だけ見ない
.com は年1,500円、.jp は年3,000円、.work は年500円…と価格はバラつきますが、ドメイン代は事業のコストの中では微々たるもの。年1,000〜3,000円の差でドメインを選ぶのは、長い目で見ると損です。
逆に言うと、「年500円だから」と安いドメインを選んで、後から変えるコストの方がはるかに大きい。最初にしっかり決めて、ふさわしいドメインを取りましょう。
よくある質問
Q. ハイフンは入れた方がいいですか?入れない方がいいですか?
Q. 日本語ドメイン(例:○○.jp の前が漢字)は使えますか?
Q. 中古ドメインを買うのはあり?
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