レンタルサーバーの乗り換え、初心者でも失敗しない完全手順
「いま使ってるサーバー、なんだか重い気がする」「もっと安いとこ見つけた」「サポートが微妙すぎる」
何かしらの不満が溜まると、サーバーの乗り換えが視野に入ってきます。実際、多くのウェブサイト運営者が3年に1度くらいの頻度でサーバーを変えています。
このページでは、WordPress サイトを例に、初心者でも詰まらずに引っ越せる手順を整理します。
引っ越しの全体像
おおまかな流れ:
- 新サーバーを契約
- WordPress を新サーバーに移行(ファイル + データベース)
- 動作確認(新サーバーの「テストURL」で表示確認)
- ドメインを新サーバーに向ける(DNS切替)
- 旧サーバーを停止 or 解約
実際にやってみると、半日くらい。慣れている人なら2時間で終わります。
ステップ1:乗り換え先を決める
これは別の記事に譲りますが、現状の不満点を整理して、それを解消する新サーバーを選びます。
- 速度に不満 → ConoHa WING、mixhost、エックスサーバー上位プラン
- 料金に不満 → ロリポップ ハイスピード、Xserver の長期契約
- サポートに不満 → 電話・チャット対応がある会社
新サーバーが決まったら、まず契約してログインできる状態にします。
ステップ2:移行ツールで一発引っ越し
WordPress なら、移行作業は All-in-One WP Migration プラグインが定番中の定番。これを使うと、
- 旧サーバーのプラグイン画面で All-in-One WP Migration をインストール
- 「エクスポート」を選択 → サイト全体を1ファイルに固める(.wpress 形式)
- 出来たファイルをパソコンにダウンロード
- 新サーバーに WordPress を「簡単インストール」
- 新サーバーの WordPress でも All-in-One WP Migration をインストール
- 「インポート」で先ほどのファイルをアップロード
これだけ。慣れれば1時間。
ファイルサイズが大きい場合(数GB)は、無料版だと制限に当たります。その場合は WP Vivid、Duplicator、UpdraftPlus などの代替ツールを使うか、All-in-One の有料版を買うか。
ステップ3:多くのサーバー会社が「移行サービス」を用意している
主要サーバーは、新規契約者向けに WordPress 移行を代行してくれるサービス を無料 or 安価で提供しています。
- エックスサーバー:WordPress 移行代行サービス(有料、1サイト33,000円〜)
- ConoHa WING:かんたん移行(無料)
- ロリポップ:お引越し代行サービス(無料、条件あり)
- mixhost:無料お引越しサポート(条件あり)
「初心者」「面倒なことやりたくない」方は、これに頼るのが圧倒的にラク。プロが旧サーバーから新サーバーへの移行を全部やってくれます。
ステップ4:新サーバーの「テストURL」で確認
ドメインを切り替える前に、新サーバーに移行された WordPress がちゃんと動いているか確認 する必要があります。
主要サーバーは「テスト用URL」を提供してくれます。例えば、
https://hello-new.xserver.jp/https://your-name-conoha.test/
みたいな仮URLでアクセスすると、新サーバー上のサイトが見られます。ここで:
- トップページが正常に表示される
- 記事の中身が文字化けしていない
- 画像がちゃんと表示される
- お問い合わせフォームが動く
- 管理画面にログインできる
を確認。これが OK なら、ドメイン切替に進みます。
ステップ5:DNS切替(ここが一番の山場)
ドメインのネームサーバー、または A レコードを、新サーバーに向ける作業。
ネームサーバー丸ごと変更パターン(おすすめ)
- ドメイン取得会社の管理画面で、ネームサーバーを新サーバーの指定値に変更
- 例:
ns1.xserver.jp、ns2.xserver.jp、ns3.xserver.jp
A レコードだけ変更パターン(細かい制御がしたい人)
- 旧サーバーで使っていた DNS 管理画面で、A レコードの IP アドレスを新サーバーのものに変更
ここで設定変更すると、世界中の DNS サーバーへの反映に数時間〜半日かかります。この間、訪問者の一部は旧サーバー、一部は新サーバーにアクセスする「ハイブリッド状態」になります。
ダウンタイムを最小化するコツ
事前にTTL を短くする:乗り換え1〜2日前に、DNSのTTL(キャッシュ保持時間)を300秒(5分)などに短くしておく。これで切替時のラグが最小化。
新サーバーで先に動作確認:DNS 切替前に、新サーバーの WordPress が完全に動く状態にしておく。
旧サーバーは1週間動かしておく:切替後、最低1週間は旧サーバーをそのまま動かす。世界中の DNS が反映されるまで保険として。
これで実質的な停止時間ゼロで引っ越せます。
ステップ6:旧サーバーを停止 or 解約
DNS 切替から1〜2週間経過し、
- 全アクセスが新サーバーに来ているか確認(アクセスログで)
- 新サーバーで問題が起きていないか確認
- メールも新サーバーで受信できているか確認
これらが OK なら、旧サーバーを解約します。月額料金が止まります。
引っ越しでハマりがちなポイント
経験的に、以下で詰まる方が多いです。
1. SSL証明書が反映されない 新サーバーで SSL を有効にし忘れ、または認証エラーで反映されない。DNS 切替前に新サーバー側の SSL 設定を済ませておく。
2. WordPress URL の置換漏れ
記事内に https://old-server-test.xserver.jp/wp-content/... のような旧サーバーのテストURLが残ったまま。新サーバーで Better Search Replace プラグインを使って一括置換が必要。
3. メールが届かなくなる DNS の MX レコードを新サーバーに向け忘れ。サイトはOKだがメールだけ受信できない、というケース。
4. データベースの引き継ぎ漏れ ファイルだけ移して、データベースを忘れる。記事の中身は全部データベースなので、これだと空っぽのサイトになる。All-in-One WP Migration を使えば自動で両方移行してくれる。
これらは「事前チェックリスト」を1枚作って、1個ずつ潰しながら進めると安全。
結論
サーバー引っ越しは、最初は怖そうに感じますが、ツールに頼れば思ったよりカンタンです。
「サーバー会社の移行代行サービス」「All-in-One WP Migration」「事前のDNS TTL 短縮」、この3つを押さえれば、初心者でも実質ダウンタイムゼロで引っ越せます。
不満を抱えながら今のサーバーを使い続けるのは、機会損失。半日の作業で快適になるなら、やる価値あり。
よくある質問
Q. 引っ越し中、サイトは止まりますか?
Q. 引っ越したらSEOの順位は落ちますか?
Q. メールも一緒に引っ越し必要?
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