WordPressのセキュリティ対策、最低限ここまでやっておきたい7つ
WordPress は世界中で使われている分、攻撃者からも狙われやすいCMSです。「うちは個人ブログだから大丈夫」と思っていても、ブルートフォース攻撃や脆弱性スキャンは、人を選びません。
このページでは、WordPress を運用する人が最低限やるべきセキュリティ対策7つを、優先度順に整理します。
1. WordPress 本体・テーマ・プラグインを最新化
セキュリティ対策の8割はこれです。
- WordPress 本体のバージョン更新
- インストール済みテーマの更新
- プラグインの更新
更新通知が来たら、サクッと適用。古いバージョンには既知の脆弱性が含まれていることが多く、攻撃者は古いバージョンのサイトを狙います。
リスクなく更新するためには:
- 更新前にバックアップ(UpdraftPlus)
- メジャーアップデートは2週間程度様子を見てから
- 更新後は表示確認
2. ログイン関連のセキュリティ強化
WordPress 攻撃の代表が、/wp-login.php への大量試行。
対策:
- SiteGuard WP Plugin:ログインURL変更、ピクセル認証
- 強固なパスワード:12文字以上、英数字記号混在
- 二段階認証:Google Authenticator 等
- 管理者ユーザー名「admin」を使わない
これだけで、ブルートフォース攻撃は95%以上ブロック。
3. SSL を必ず有効化
すでに別記事で書きましたが、SSL なしの WordPress は致命的。
- ログイン情報が平文で流れる
- セキュリティ警告でユーザーが離脱
- Google から評価下がる
無料SSL(Let's Encrypt)で十分なので、必ず有効化。
4. 必要のないプラグインは削除
プラグインは「便利」と引き換えに「脆弱性のリスク」を持ち込みます。
- 使っていないプラグインは「停止」ではなく「完全削除」
- 数年更新されていないプラグインは要注意
- ダウンロード数が少ない無名プラグインは避ける
定期的な棚卸し(月1回)で、サイトをスリムに保つ。
5. 定期バックアップ
「最終防衛ライン」。万が一改ざんされても、バックアップから戻せば被害最小化。
UpdraftPlus などで週1回、Google Drive へ自動バックアップ(別記事 wp-backup 参照)。
6. WAF(Web Application Firewall)を有効化
WAFは、悪意のあるリクエストを自動で遮断する仕組み。
- レンタルサーバー側:主要サーバーは標準装備(エックスサーバー、ConoHa WING、mixhost 等)
- プラグイン側:Wordfence Security(高機能、無料版あり)
サーバー側の WAF が有効になっているか、管理画面で確認を。
7. 不正アクセスの監視
「実は攻撃されていた」を気づかないために、ログ監視。
- Wordfence Security:ログイン履歴、不審なアクセスを通知
- SiteGuard WP Plugin:不正ログイン試行をメール通知
- サーバー側のアクセスログをたまに確認
「今日は500回のログイン試行があった」みたいな状況が見えれば、対策の必要性が見えます。
中級者向け:追加の対策
基本7つを終えたら、
- ファイル編集機能の無効化(
wp-config.phpでDISALLOW_FILE_EDITを true) - データベース prefix の変更(デフォルト
wp_以外に) - XML-RPC の無効化(使わない場合)
- ディレクトリのアクセス制限
これらは技術的に少し詳しい人向け。基本対策で攻撃の大半は防げるので、慌てて手を出さなくてOK。
起きがちな実際の事例
編集部がサポートしたサイトで実際にあったケース:
- ケース1:管理者パスワード「admin/admin」のまま運用、3日で乗っ取られ → 強固なパスワード必須
- ケース2:更新放置3年、既知脆弱性で改ざん → 定期更新の重要性
- ケース3:不正なプラグイン(検索でヒットしたフリーソフト) → 公式ディレクトリ以外からインストールしない
「自分のサイトに限って」と思いがちですが、これらは初心者・個人運用で多い事故です。
サーバー会社のサポート
万が一、被害に遭ったら:
- サーバー会社のサポートに連絡
- バックアップから復元を依頼
- 改ざんされた箇所の特定を支援してもらう
- セキュリティ強化のアドバイスを受ける
主要レンタルサーバーは、こうしたインシデント対応のノウハウがあります。慌てず連絡を。
結論
WordPress のセキュリティは、
- 最新化(本体・テーマ・プラグイン)
- ログイン強化(SiteGuard、強固なパスワード)
- SSL 有効化
- 不要プラグイン削除
- 定期バックアップ
- WAF 有効化
- 監視・ログ確認
の7つで十分です。
100%の安全はないけれど、95%は基本対策で防げる、というのが現実。手を抜かず、しかし完璧主義にもならず、淡々と運用するのが王道。
よくある質問
Q. WordPress のセキュリティ対策、業者に依頼する価値は?
Q. 改ざんされたら、自分で修復できますか?
Q. セキュリティプラグインの「Wordfence」と「SiteGuard」、両方入れる?
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